前の記事でも書いてみたんだけど、ざるたんは今この記事をカタカタするのにLogicoolのG913LNってキーボードを使ってます。ジャンル的にはワイヤレスゲーミングキーボードってものです。
基本的にゲームはパッドでプレイするんだけど、なぜかゲーミングキーボードを使ってます。前使ってたキーボードが調子悪くなっちゃって、なんかいいキーボード無いかな、と思って電気屋さんでカタカタやってみてしっくり来たので導入してみたんです。
特にキーボードに詳しいわけではないんだけど、不自由なく2か月位使えてるからつかってみた感想とかをつらつらと書いて行ってみる。
まずは購入前の検討編から。
キーボードに求める条件
こんなにゆるゆると生きていってる割には合理主義者のざるたんは、モノを購入するときに、なんとなくって言うのはあんまりなくて、自分の求める条件に当てはまるものを購入する主義なのです。
先代が調子悪くなったタイミングで次期正式採用キーボードはいくつか候補があったんだけど、まずは書類審査を始めてから絞り込んで実機を見に行こう、ってなった。
以下、書類審査の重要ポイント。
ワイヤレス接続であること
まず、最初に求める条件はワイヤレス接続が可能であること。
ざるたんの環境ではメインのデスクにMacが置いてあって、TVの周りにWindowsマシンが置いてあるんだ。キーボードを使用するのは主にTVの周りのサブデスク。こっちは多機能デスクなのでキーボードを必要に応じてどかせることが超重要なんだよね。
有線接続のキーボードだと、ケーブルが邪魔になったり、毎回抜き差ししないといけないんだけど、そのままどかせるワイヤレス接続が必須条件なんだ。
G913は専用のLIGHTSPEEDレシーバーとBluetooth接続をワンタッチで切り替えが出来る、って言うのが一番の決め手になったんだよね。
キーボードの設定は本体メモリに保存して、USBレシーバー接続のメインPCとBluetooth接続のサブPCをすぐに切り替えて使えるのは便利だよね。これは実際に切り替え操作をやってみないとわからないから購入前に試せなかった。
G813って言う有線接続のモデルもあって、置き場所を固定できる人にはこっちの方がいいのかな、そっちにはUSBパススルーが付いてるからマウスとかもつなげるしね。
テンキーが付いていること
キーボードにはテンキーが付いてないモデルも多いんだけど、結構数字をいっぱい入力する表とかを作ることがあるので個人的にはテンキーが付いていることも必須条件なんだ。
最上段で両手使って数字を打つとどうしても遅くなっちゃうんだよね。ただタイピングが遅いだけなんだけれども。
G913にはテンキーレスのG913TKLってモデルもあるんだけど、テンキー不要の人にはこっちがいいと思う。
テンキーの有り無しが選べる
変則的な配列ではないこと
いろんなキーボードを調べたんだけど、ファンクションキーの配置だったり、スペースキーの周りの配列だったり、エンターキー周りだったり、変則的な配列になってるキーボードも結構あるんだけど、ざるたんは一般的な日本語配列のキーボードじゃないとタイピングがグダグダになるので、普通の配列であることも条件なんだ。
慣れたらいけるのかも知れないけど、変則的なのに慣れたくないんだ。
タイプ音がうるさくないこと
音に対して敏感なざるたんは自分のタイプ音で驚いて冷静な行動が出来なくなったり、イライラしたりしてしまうので、可能な限りタイプ音は静かなキーボードが必要なんだ。
今まではメンブレンキーボードを使ってたから静かだったんだけど、メカニカルキーボードって「カチャチャ、ッターン」ってイメージがあったんだよね。
購入前にキーボードを触ってみたら、思いのほか静かで大丈夫そうだった。
G913には3種類のメカニカルスイッチのモデルがあるんだ。カチャカチャ音が軽快なクリッキー、音が静かでキーの反動が無いリニア、その中間みたいなコトコト&反動って感じのタクタイル。ざるたんが使ってるのはリニアってやつ。
クリッキーを青軸、タクタイルを茶軸、リニアを赤軸って言うんだって。ゲーミングキーボードって位置づけの製品には青軸のものが多い気がするんだけど、静かなのが良い人にはリニアがおすすめ。好きなやつを選べるのはよいよね。
分厚くないこと
物理的な意味でもキーストローク的な意味でも分厚いキーボードは苦手なんだ。
ざるたんは普段仕事でノートPCを使用してるし、そもそも指が短いので高さのあるキーが苦手なんだ。出来るだけ指を動かす距離を短くしたいんだよね。でもメカニカルスイッチのキーボードはそもそもキートップが大きい製品が多いんだ。
そんな中でG913はロープロファイルスイッチって言う背の低いスイッチとノートPC位の高さのキートップが組み合わされてるんで、キーストロークが短いこともあって、他のキーに指が引っかかったりもしないしとても打ちやすい。
右手の小指が致命的に短いのでメカニカルスイッチのキーボードではエンターキーが上手く入力できないことがあったんだけど、G913では上手く入力出来てる。アクチュエーションポイントって言う、実際にキーが作動するポイントが浅めなのもいいんだろうね。
キーボード全体を見てもとっても薄くて、どかした先で邪魔になることはないのが良い。
購入前に不安だったところ
安くはない買い物なので検討に検討を重ねたんだけど、使ってみないとわからないことも多いのがこの手のデバイスの怖いところなのです。
具体的には充電式のワイヤレスって、どのくらい充電が持つのだろうとか、電池の寿命はどの位なのだろう、とか主に充電池に関する不安。電池寿命に関してはある程度の期間使っていかなきゃわからないから諦める方向だった。
他にはアフターパーツの入手性なんかも考えてみたんだけど、仕事でガツガツ使う感じじゃないからこの辺は気にしないことにした。
あとはあまりの薄さに耐久性の面が心配かな。ゲームに使うわけでもパワーヒットするわけでもないから物理的に破壊することはないと思うんだけど、脚を出して使ってる内に反ってきたりしたら嫌だな、って。
実際に使ってみた感想
ざるたんは別にキーボードマニアでもなんでもないから、一般的な比較はそんなに出来ないのだけど、いくつかのキーボードを試用してみてG913の購入に至ったんだ。
Macのノートに慣れすぎているのでキーを叩く力は非常に弱いんだけど、G913LNでは指がキーの反動に押し負けることもなく普通に文字入力が出来てる。キーの背が高いとこうはいかないんだよね。
事前に設定してた条件に関してもほぼ完璧にクリアしてるので不満はないんだ。
ワイヤレスの切り替え
一番重視した切り替え可能なワイヤレスだけど、キーボードの上についてるボタンを押すだけですぐに出力先を切り替えられるんだ。これは本当に素晴らしい。白く光ってるのがLIGHTSPEEDでBluetoothマークのボタンを押すと1秒位でBluetoothでペアリングしたデバイスに切り替わる。速い。
一台でUSBレシーバー接続とBluetooth接続を素早く切り替えて使える
PC周りにキーボードを複数置きたくないし、かといっていちいちレシーバーを差し替えるのもめんどくさいし、って問題を完璧に解決してくれたんだ。いまのところ使用する予定はないけど、MacOSでも全く問題なく動作してくれたんだ。
タイプ音
タイプ音は騒がしい電気屋さんで聞くのと、静かな家で聞くのでは印象が変わるかな、と思ったんだけど、甲高いカチャカチャ音がないのでうるささは感じてない。
深めに打鍵したときの金属音もしないので非常に静かにカタカタ出来てる。他の軸タイプはなんともわからないけど、好みの音ならいいんじゃないかね。
青軸・茶軸・赤軸から好みのキータッチが選べる
Logicoolキーボードの軸ごとの音は公式サイトで聞けるから、悩んだときには聞いてみるのがよいと思うんだ。キーボードにもサウンドサンプルの時代なんだね。
薄さ
触りに行った時にも、薄いなぁ、とは思ったんだけど、実際に設置してみて改めて薄さを感じてる。画像は平置きしたときの厚み。まぁ、これじゃ意味がわからんから単四電池と比べてみたのが下の図。薄いよね。平置きだと手首が疲れちゃうから裏のスタンド立てて使ってる。4°と8°があるけど8°で使ってる。立てるとこんな感じ。写真を撮るのが下手。
薄さは正義なんだけど正直強度に関しての不安も少し感じてる部分はある。アルミ製で結構しっかりした作りをしてるから大丈夫そう、って感じではある。
LED
G913はゲーミングキーボードなのでピッカンピッカン光らせることが出来る。自分は一切光らせていないのだけど、かなり明るく光らせることも出来るんだ。
G HUBっていうユーティリティソフトでキーごとに色を変えたりなんかも出来る。LEDの明るさはキーボード上のボタンで4段階+OFFで設定できる。ゲームやらないのにWASDだけ色変えたりしてみた。実際に使用中は一切光らせてないけど。
バッテリーの持ちは全部のキーをレインボーパターンとかで全開状態で光らせると30時間、全消灯だと1100時間位らしい。付属のUSBケーブルでお手軽に充電できるし、充電中は有線接続で使用できるから電池切れを恐れずにピッカピカさせるのもいいんじゃないかな。
ちなみに普段はこんな感じで使ってる。全消灯。暗いカラーリングのアルミヘアラインとマットな質感のキートップが結構シックでいい感じでしょ?
LEDを光らせなくても素の質感がGood
写真だと結構印字が見えてる感じだけど、実際はShiftに割り当たってる方の印字の方が目立つので[-]とか[^]あたりが危うい。へっぽこタイピング。あんまりにもミスタッチが多い時は薄く光らせる。Shiftなんだから上段に印字してくれればよいと思わないこともない。
嬉しい誤算
購入前には考えてもなかったんだけど、G913はキーボードの一番右上に音量調節用のホイールが付いてるんだ。これがゲームをフルスクリーンでプレイしてるときの音量調整に非常に便利なことに気付いたんだ。
ヘッドホン側の音量で調整すればよいのだけど、ちょっとしたタイミングに視線をあまり外さずにコントロール出来てとても便利。割り当て可能なGキーに出力先切り替えを入れておけば、ヘッドホンとスピーカーを切り替えて音量調節って動作がキーボードだけで可能。便利。
いろんな機能やマクロを設定できるGキー。全然使ってないけど、5個×3モード×シフトで30種類位登録しておける。使いこなしたらきっと便利。G HUBの設定メニューを見た感じ、かなりいろんな機能を割り当て可能。
あと、以前使ってたワイヤレスキーボードのレシーバーはPCケース背面のマザボ直結コネクタに接続すると電波干渉の影響なのか操作出来ないことがあったりしたんだけど、G913は背面でも問題なく使えてる。これは使う人の環境によるだろうからなんとも言えない。
でも、ケース前面のUSBが常に繋いでおくべきキーボードで埋まっちゃうこともなく使えてるので助かってる。
悲しい誤算
嬉しい方に比べれば全然大した問題ではないんだけど、下調べ不足だったりで悲しい誤算もあるにはあったんだ。
G913はCAPS LOCKの状態はLEDで教えてくれるんだけど、NUM LOCKの状態は教えてくれない。常にONで使ってるから困ることはないんだけど、BIOS弄ったあとにPINが入力出来なくて一瞬焦った。7打つときに同時に入力しちゃってたのかもね。へっぽこ。
あと、細かいところだけど、以前使ってたLogicoolキーボードはマウスと同じレシーバーで受信出来てたんだけど、G913とかのゲーミングシリーズに採用されてるLIGHTSPEEDワイヤレスはデバイス1つに対してUSBレシーバーが1つ必要。ざるたんは同社製のG604ってマウスも使ってるから2つ付けてる。
USBレシーバーとは1:1接続なのでポート数に注意
通信速度と通信頻度のために帯域が必要なんだろうけど、ケース背面で使えなかったら相当困ってたかもね。一応付属のUSBケーブルとレシーバー取り付け用のアタッチメントを使えばレシーバーを開けたところに引っ張って来れるんだけど、結局ケーブル引き回すんじゃ本末転倒だと思うんだ。
最後に
今回はざるたんが使ってるG913LNについて書いていってみたんだ。簡単にまとめるとこんな感じ。
〇キーボードでゲームやる人
〇複数のPCを切り替えて使用する人
☆ノートPCのキーボードに慣れてる人
ざるたんはゲームに使ってないからあんまり参考になりそうにないけど、とても使いやすくて満足してる。バッテリーの寿命と本体の強度に関してはまだわからないから不安がないわけではないけど、2つ以上のデバイスを物理的な配線の変更なしに切り替えて操作できるのはとっても便利。
メカニカルスイッチに慣れてないノートPCメインのざるたんでも打ちやすい位なので、もともとメカニカルを使ってた人よりもノートPCユーザーとかにオススメなのかも、って思ってる。
あと高級品は長持ちさせられるように丁寧に扱うタイプだから、長持ちしてくれると助かるし、うれしい。
キーボード選びに迷ってる人の参考とかにもなったらとてもうれしい。
そんな感じ。