こんばんはざるたんですよい。
前回の記事でディアブロスを例にとって、物理肉質を見たり、属性肉質を見たりしてきたんだけど、実際のダメージはどうなのかが気になったりすると思うので、実在する武器で攻撃したときのダメージを比較なんかしてみたら、属性武器ユーザーが増えるかも知れない、って思って比較していこうと思うんだ。
実はざるたんは脳内ではすでに比較が終わってるんだけど、今回改めてちゃんと計算していこうと思ったので、お付き合い頂けたら嬉しいんだ。
ちなみに、前回記事と属性武器についての記事は↓のリンクから飛べたりするから見てみるとよいよ。
サンブレイクアップデートの調整とかマスターランク武器の性能で、属性武器が息を吹き返したから、属性武器の運用方法について記事にしてみたよ。↓から行けるよ。
それではれっつごぅ。
ダメージ計算の条件
今回もディアブロスを例に取って計算してくんだ。
比較には実在の武器を使ってく。なににしようか悩んだんだけど、人気武器の太刀から無属性・氷属性をそれぞれ一振りずつチョイスしてみた。
無属性には一虎刀【餓刃】を使ってく。この名前は「今宵の虎徹は血に飢えておる」から来てるのかね・・・。
素白ゲージで攻撃力230会心-20%無属性、って性能。なんでRARE6なのかわからない位優秀。百竜強化は恐らくほとんどの人が採用してる「鉄蟲糸技強化」を選択してる。
対する氷属性太刀はダオラ=レイドを使ってく。個人的にクシャ太刀はMHFのエール=ダオラがとっても好きだった。性能もデザインも。ライズでのクシャ太刀は属性特化武器って扱い。
こっちも短いながらに素白ゲージで攻撃力190会心率0%氷属性値は驚異の45って武器。こっちの百竜強化も人気の高い「鋼龍の魂」を採用してく。これは短時間に攻撃を連続ヒットさせると会心率が最大30%上がるって百竜スキル。
その他の条件
正直その他の条件をどっちも特化装備で比べるかどうか、凄く悩んだんだけど、現状ライズでは属性を強化するスキルに乏しいので、まずは装備無しで比較してくんだ。
どっちも条件は同一、火力スキル無し・ヒトダマドリ無し・爪護符無し・練気ゲージ無し、って感じで計算してくことにしたんだ。他の条件が気になる人は計算式を載せておくから自分で計算してみるとよいよ。
この条件で、コンボ初弾の踏み込み斬り(モーション値26、属性補正1.0)を当てた時に与えられるダメージの期待値を計算してくんだ。
ダメージ計算式
まずは前回の記事のおさらいしてく。
今回使う基本的な計算式はモンハン伝統のダメージ計算式なんだ。
物理ダメージは、
攻撃力×斬れ味補正×[モーション値÷100]×[物理肉質÷100]
属性ダメージは、
武器の属性値×斬れ味補正×属性補正×[属性肉質÷100]
それぞれこんな感じの式で求められるんだ。
今回の場合、斬れ味はどっちも白ゲージなので、物理の斬れ味補正が1.32、属性の斬れ味補正は1.15になる。踏み込み斬りのモーション値は26で属性補正は1.0ってことになるんだ。
ダメージ計算
じゃあ、実際にディアブロスの肉質を使ってダメージ計算をしてく。
腹部
まずは、最大弱点の腹部から。
一虎刀【餓刃】の物理ダメージは、
230×1.32×[26÷100]×[65÷100]=51.3(四捨五入で51)
合計:51ダメージ
無属性武器なので、属性ダメージは無し。
今度はダオラ=レイドのダメージ、
物理:190×1.32×[26÷100]×[65÷100]=42.3(四捨五入で42)
属性:45×1.15×1.0×[30÷100]=15.5(四捨五入で16)
期待値:58ダメージ
会心率0%なので、物理ダメージがブレることが無いから、四捨五入で期待値が出る。実測では属性に1ダメージのブレが出るかも知れない。
僅差でダオラ=レイドの勝ちに見えるんだけど、ここでは会心率を加味してないんだ。ここに一虎刀のマイナス会心20%を加味すると、
51.3×{(0.8)+(0.2×0.75)}=48.735
期待値:48.735ダメージ
って期待値になるんだ。期待値だから小数点以下も活かしてく。会心率を加味すると僅差ではなくダオラレイドの勝ちなんだ。
さらに、百竜スキルの「鋼龍の魂」の効果が発動すれば、どんどんダオラ=レイドが有利になってくんだけど、今回の趣旨からは外れるからパスなんだ。
尻尾
腹部狙いが逸れて当たっちゃったり、部位破壊狙いで狙うことになる尻尾も同じ感じで比較してく。ちなみに先端じゃなくて尻尾の方。
一虎刀【餓刃】のダメージは、
物理:230×1.32×[26÷100]×[50÷100]=39.4
会心:39.4×{(0.8)+(0.2×0.75)}=37.43
期待値:37.43ダメージ
ダオラ=レイドのダメージは、
物理:190×1.32×[26÷100]×[50÷100]=32.6(四捨五入で33)
属性:45×1.15×1.0×[15÷100]=7.76(四捨五入で8)
期待値:41ダメージ
ここでもダオラ=レイドの方がダメージ期待値が高いんだ。属性武器の時代来る?
さて、尻尾を攻撃する理由は、狙いづらい腹部から判定吸われる以外に、部位破壊のためだったりするんだけど、尻尾の切断に必要な蓄積ダメージは斬属性のダメージのみが参照されるんだ。
つまり、属性ダメージは尻尾の部位破壊ダメージとしては蓄積されないんだ。こうなると、一虎刀が37.43ダメージに対して、ダオラ=レイドが33ダメージだから、一虎刀の方が少ない手数で尻尾を切断できる、ってことになるんだ。
検証の結果、切断属性武器の属性ダメージ分は尻尾の切断に関わる切断ダメージとして扱われているようだったんだ。大変失礼したんだ。
ここまでの結果
まずはここまでの結果をみてくんだけど、属性が良く通る相手なら属性武器の方がダメージ期待値が高いことが解ったんだ。
でも、実際の環境は属性武器よりも無属性武器を担いでる人の方が大多数だと思うんだよね。これはなんでなんだか考えていかなきゃいけないと思うんだ。
まず一つ目に言えるのが、ダオラ=レイドみたいな優秀な武器が全属性にあれば、属性武器を持ち替えながら戦うのもありだったんだと思うんだよね。でも実際のところはそうじゃないんだ。
そして、一番大きいのが、属性ダメージを伸ばすスキルよりも物理ダメージを伸ばすスキルの方が優秀かつ付けやすい環境なんだ。特に攻撃力に倍率がかかるスキルや、会心系のスキルに関しては物理ダメージだけが伸びるから、属性武器よりも最終的な火力の伸びしろが大きいんだよね。
それらを踏まえて計算に使う条件を変えてみるんだ。
ダメージ計算 Part.2
今度もディアブロスを斬らせていただくんだけど、それぞれの武器でスキルを付けてみるんだ。
まずはどっちの武器にも攻撃7・弱点特効3・超会心3が付いてる状態で、ヒトダマドリで攻撃+15・爪護符で攻撃+15って状態を考えてみるんだ。
すると一虎刀の攻撃力が、
(230×1.1+10)+15+15=293
ダオラ=レイドの攻撃力が
(190×1.1+10)+15+15=249
にそれぞれなるんだ。じゃあ、実際に部位ダメージを計算してく。
腹部
弱点特効と超会心を含めて計算すると一虎刀は、
物理:293×1.32×[26÷100]×[65÷100]=65.4
会心:65.4×{(0.7)+(0.3×1.4)}=73.25
期待値:73.25ダメージ
スキル無し時が48.735ダメージだったから1.5倍位になってる。
続いてダオラ=レイド、
物理:249×1.32×[26÷100]×[65÷100]=55.5
会心:55.5×{(0.5)+(0.5×1.4)}=66.6
属性:45×1.15×1.0×[30÷100]=15.5(四捨五入で16)
期待値:82.6ダメージ
スキル無し時が58ダメージだったから、1.4倍位とちょっと伸び悩んでる。差が詰まってるんだ。
尻尾
こっちでも弱点特効と超会心を含めて計算すると一虎刀は、
物理:293×1.32×[26÷100]×[50÷100]=50.2
会心:50.2×{(0.7)+(0.3×1.4)}=56.31
期待値:56.31ダメージ
同じくダオラ=レイドは、
物理:249×1.32×[26÷100]×[50÷100]=42.7
会心:42.7×{(0.5)+(0.5×1.4)}=51.27
属性:45×1.15×1.0×[15÷100]=7.7(四捨五入で8)
期待値:59.27ダメージ
大分詰められたけど、なんとかダオラ=レイドが逃げ切った感じかな。ただ、尻尾切断に関与する斬蓄積値では結構差をつけられちゃったんだ。
今回の計算結果&考察
さて、今回の計算結果では、攻撃スキルの有り・無し問わずダオラ=レイドがダメージで上回ったんだ。やったぜ属性武器!と言うか、正確に言うとやったぜダオラ=レイド!って位には武器の力なんだけどね。
計算では攻撃スキル付きでもなんとか逃げ切ったけど、実戦はそう単純じゃないんだよね。今回考慮しなかったんだけど、練気ゲージが溜まると攻撃力に倍率補正がかかるから、元の攻撃力が高い方が当然有利になるんだ。
更に、踏み込み斬りじゃなくて、火力ソースの兜割りで比較すると、一虎刀は鉄蟲糸技強化があるからダメージ1.1倍、対するダオラ=レイドは、兜割りに属性補正0.5を受けて、頼みの綱の属性ダメージが大きく下がっちゃうから、ダメージ期待値が逆転するんだ。
加えて、一虎刀は素白ゲージが20、ダオラ=レイドは10だから、継戦能力を考えても実戦では一虎刀の方が使いやすいと思うんだ。氷弱点じゃなくても担げるのも大きいよね。
他の武器種はどうなの?
太刀の場合、計算結果では属性武器が勝利を収めたんだけど、実戦や別の相手と戦うことを考えたら無属性武器の方が使いやすい、って感じだと思うんだ。実は、匠スキル使用時に一虎刀よりも期待値の大きい無属性太刀のファントムミラージュなんてものもあるんだ。
ここで他の武器に目を向けてみると、太刀よりも手数が多くて単発のモーション値が小さい弓・片手剣・双剣に関しては、属性武器を担いだ方がダメージを稼げることが多いんだ。ランス・ガンランス・操虫棍に関してもスキル構成によってはダメージが大差なかったりするんだよ。
後は当たり前だけど、強属性ビン付きのスラアク・チャアクも属性優先で問題ないんだ。
残った武器種でも、モーション値の大きい大剣・ハンマーに関しては無属性武器で良いと思うんだ。タマミツネハンマーを匠運用すれば近いところまで迫れるんだけど、そもそも水が良く通るモンスターが鳥竜種しかいないんだよね・・・。笛は直接当てる系の攻撃には属性が乗るんだけど、音波系の攻撃には属性乗らないから、無属性がよいんだ。
ライト・ヘビィは相手を選べば属性弾・貫通属性弾でまとまったダメージは与えられるんだけど、DPSで斬裂を超えることはまず無いし、装填数が少ないから、なんなら通常弾にも勝てない場合がほとんどなんだ。
今作では、近接装備で装飾品スロットのLv.1が結構あまりがちだと思うんだけど、属性武器は属性攻撃強化の装飾品を使えば、そのLv.1スロットで直接的にダメージを向上させることが出来るんだ。双剣とかだと一発当たり1とか2ダメージ違うだけでもトータルダメージは大きく変わるんだよね。
あとは、氷属性と火属性しか対応してないけど、それぞれクシャ装備とテオ装備を頭以外で2部位使うと属性値が1.1倍になるんだ。これを活かせれば属性武器も楽しく使えるんだ。
最後に
今回は、実在するモンスターに実在する武器で攻撃したときのダメージ計算を基にして、無属性武器と属性武器のダメージを比較してみたんだ。
無属性一強とか言われてるけど、実際に計算するといい勝負をしてることが解ってもらえたら嬉しいんだ。さぁ、今すぐ近接クシャ武器を全武器種作るんだ。そして、操虫棍だけ素白ゲージが無いことに驚愕するんだ。
戦闘中は冷静に数字を比較してる余裕がないことが多いと思って、机上で計算して担ぐ武器を決めるのも良いかな、と思ってこんな感じの記事にしてみたんだ。ざるたんは脳内で仮想的へのダメージを大雑把に計算してから担いだり、装備を組んだりしているよ。
こんな感じでモンハンに関する注目されないことを掘り下げたりしてるので、たまに見に来てくれたら嬉しいんだ。
そんな感じ。