おはようございます。ざるたんですよい。
匠スキル、白ゲージって言うと火力を出せるスキルや斬れ味って感じを受けるよね。実際歴代モンハンでも白ゲージを出してダメージの底上げを図るって言うのは非常に有効な手段だったんだ。
もちろんライズでも斬れ味ゲージの色によって物理面・属性面で補正がかかるので、基本的に上位の斬れ味の方が与えるダメージが大きくなるんだ。
でも、実際に斬れ味ゲージの色によって、どれくらいの補正がかかるのかを知ってる人は少なかったりする。
そんなわけで、今回はそんな斬れ味ゲージによるダメージの補正についてなんかを見てく。
行ってみてく。
斬れ味とは
まずはじめに、斬れ味とはなにかについて簡単に解説してく。
近接武器には打撃武器でも斬れ味が設定されてるんだ。武器を使って攻撃を当てるとこの斬れ味が落ちる。一部武器では攻撃以外にガードをしたときに斬れ味が落ちたり、特殊攻撃の場合には当てなくても斬れ味が落ちたりする。
斬れ味は砥石を使ったり、一部武器の鉄蟲糸技を使ったり、武器の百竜強化次第ではガードした時に回復するんだ。一般的には砥石を使う。
斬れ味ゲージ
この斬れ味が視覚化されているのが斬れ味ゲージ。このゲージを見れば何回攻撃すると斬れ味が落ちるか、を確認できる。
最小単位は10で、10回攻撃を当てたりすると斬れ味ゲージが1目盛り落ちる。ゲージの色の境目で斬れ味が落ちると、斬れ味の色が変わるんだ。
斬れ味ゲージの色は斬れ味が良い方から白→青→緑→黄色→オレンジ→赤ってなってる。
匠スキル
匠スキルは発動すると斬れ味ゲージが伸びる。
伸びる、って表現は実はあんまり適切じゃなくて、隠れてた部分が現れる、って方が適切。
斬れ味ゲージには右側に見えない部分が隠されていて、匠スキルを付けることで隠れてた部分が見えて、実際に使用可能になるんだ。
って言っても、青ゲージがすでに出てる武器の青ゲージを伸ばしてもあんまり効果はない。匠スキルの意味は、緑→青や青→白などの一段階上の斬れ味ゲージを出現させるのが目的なんだ。
匠スキルをどれくらい積めば一段階上の斬れ味が表示されるかは、武器によって異なるので、そのままでは劣悪な斬れ味が匠スキルで大化けする武器とか、逆に元々はそこそこの斬れ味を持っていても匠で色変更が効かないから伸びしろがない武器なんかもある。
斬れ味が良いと得すること
斬れ味の概要について簡単に触れてきたところで、ここからは実際に斬れ味が良いとなにが有利になるのか、についてみてく。関係ないけど流転突きの3発目の威力がヤヴァい。
匠スキルは発動するのが大変なので、敢えて採用するメリットなんかも考えていこうと思うんだ。
ダメージが上がる
まずは、↓の表を見てみて欲しいんだ。
斬れ味の色 | 物理補正 | 属性補正 |
紫 | 1.39倍 | 1.25倍 |
白 | 1.32倍 | 1.15倍 |
青 | 1.2倍 | 1.0625倍 |
緑 | 1.05倍 | 1倍 |
黄 | 1倍 | 0.75倍 |
橙 | 0.75倍 | 0.5倍 |
赤 | 0.5倍 | 0.25倍 |
黄色以下の斬れ味では斬り方補正なんかのマイナス補正もかかっちゃうから下位序盤でしか使わないし、今回は緑以上のゲージについて考えてく。
緑→青でのダメージアップは物理が1.05/1.2≒1.1428倍、属性が1.0625倍になる。青→白だと、物理が1.1倍、属性が1.0823倍になる。
近接武器での属性ダメージは大きくても一発当たり10位なので、切り捨て分位しか大きくならないんだ。まあ、その少しの差で切り捨てが切り上げになれば1ダメージ上がるわけだから手数武器では馬鹿にならないんだけど・・・。
でも、ここでは変化の大きい物理面を見てくことにするんだ。
スキルが自由に組めるようになる上位終盤では、生産武器のほとんどが青ゲージを持ってるから青→白の補正を考えてく。すると、物理ダメージは1.1倍になるんだ。
他の攻撃スキルのダメージ期待値を考えると、超会心無しの見切り7が1.1倍、攻撃7だと1.1倍+10になるからこれらのスキルと比べて考えるのがよいんだ。厳密に言うと攻撃スキルはダメージではなくて攻撃力そのものを上昇させるから、この通りではないんだけれども・・・。
こんな感じなので、他の攻撃スキルを切ってまで最優先で発動を目指すスキルとは言いづらいんだよね。他の攻撃スキルと組み合わさると強いんだけどね・・・。
ダメージの実測値
↑の装備にナルガ太刀を担いで、実際にメカフロッグの頭を斬りつけてダメージの比較をしてく。斬れ味落とすの大変だから達人芸は外したけど、ダメージには影響ないよ。
会心率は立ち止まって渾身を発動させた100%の状態、超会心3、練気ゲージは赤の状態で斬りつけてく。
画像は上から緑ゲージ・青ゲージ・白ゲージ。それぞれ104・119・131ってダメージになってる。%に近づけたらいい数字になった。
黄色を100%としたときに、緑105%・青120%・白132%って数字になるはずなんだけど、計算通りの比率になってるのが解るんじゃないかな。
ダメージ計算の順番
ダメージ計算はざっくり言うと以下の式で行われるんだ。
{(武器の攻撃力+スキルによる攻撃力補正)+鳥蜜・爪護符}×斬れ味補正×会心補正
これにモンスターの肉質/100をかけたものが実際のダメージなので、{}内の数値が大きければ大きいほど斬れ味補正の影響が大きくなる。
攻撃スキルの1.1倍+10っていうのは武器攻撃力の1.1倍+10だけど、斬れ味補正の1.1倍はヒトダマドリとか爪護符分も含んだ1.1倍なんだ。
今作では攻撃スキルが強力過ぎて、青→白になる匠スキルと攻撃スキルを単体で比べた場合には、高攻撃力の武器でも最終補正で逆転出来ないんだ、だから攻撃スキルと組み合わせたりして素の攻撃力を上げることが重要になってくる。
弾かれづらくなる
モンスターの固い部位を攻撃すると武器が弾かれてしまって隙を晒した上に斬れ味が2下がる(通常ヒットは1消費)。斬れ味が良い武器は硬い部位にも刃が通るので、弾かれづらくなるんだ。
じゃあ、この弾かれる条件って言うのはどんなんかと言うと、斬れ味補正×物理肉質<25のときなんだ。具体的には緑ゲージは肉質24未満、青ゲージなら21未満、白ゲージなら19未満の部位には弾かれてしまう。
実戦的には、肉質20の部位に弾かれるか弾かれないかが青ゲージと白ゲージの差になる。が、Ver3.x現在のライズにはそんな都合の良い肉質を持ったモンスターはほぼ居ないし、そもそも弾かれるような部位に攻撃してちゃダメなんだ。
一応、冷えてる状態のバサルの頭は青を弾いて白を通す。あと、肉質25の部位は黄色を弾き緑を通すからこっちは下位なら気にしておいた方が良いかもしれないね。
白ゲージの維持
ダメージが上昇して、弾かれづらくなる白ゲージなんだけど、当然、斬れ味は敵を攻撃すると落ちてしまう。Ver3.x現在では、斬れ味の維持を意識しないで戦えるのはバルファルク武器位なんじゃないかな。
斬れ味が落ちたとたんにさっきまで紹介してきたメリットは一気に消失するんだ。だから斬れ味を落とさない、落ちてもすぐに回復する方法を考えておかないといけないんだ。
ここからは上位後半以降に絞って白ゲージをキープする方法について考えてく。
こまめに研ぐ
これが一番。ソロでは攻撃の機会を潰さないと研ぎづらいんだけど、マルチプレイでは他のプレイヤーがターゲットになっているときで、自分が攻撃出来ない位置関係のときは武器を研ぐ時間に当てるのがよいんだ。
この時、砥石使用高速化スキルを発動しておくと、研ぎ時間が短くなるからすぐに戦列復帰できる。
ソロでは操竜待機状態のモンスターを操竜する前に研いだりすると無駄がないよね。
今作はMHWから装飾品のサイズが見直されてLv.1スロット(小スロット)に入れられる攻撃系スキルが無くなってしまったから、取り合えず余ったスロットで砥石使用高速化を発動されておけば、ちょっとの隙にも研いで行けるんだ。
手数の少ない武器種は砥石使用高速化だけでも十分だし、手数の多い武器種では、他の斬れ味ケアスキルと合わせて使用すのもよいよ。
業物スキル
業物スキルは武器攻撃時の斬れ味低下を確率で無視できるスキルなんだ。その確率はスキルレベル3で50%になる。
↑の記事でも紹介してるけど、業物3が付いた状態は斬れ味ゲージの長さが2倍になった状態と考えることが出来るんだ。元の白ゲージの長さが30なら60回位攻撃出来る、って感じ。
ただ、匠スキルで出現させた10しかない白ゲージを維持するのは難しい。20回攻撃したら斬れ味落ちちゃう。大剣とかならなんとかなるかも知れないけど、手数武器だと一瞬で落ちてしまうんだ。
業物と相性が良い武器は、武器種にもよるけどティガ武器になるかな。会心率が低いから達人芸は採用しづらいし、剛刃研磨よりはお手軽だからね。
達人芸スキル
業物スキルのところで紹介したリンク先で比較してるけど、達人芸スキルは会心率62.5%以上の時に業物スキルよりも有効な斬れ味キープ手段になるんだ。
でも、このスキルを以てしても匠で出現させた白10をキープするのは困難なんだ。
達人芸と相性が良いのがナルガ武器。武器に40%前後の会心率が設定されてるから、弱点特効3と合わせると弱点90%の会心率になるんだ。90%会心なら72%の確率で斬れ味が落ちない。
剛刃研磨スキル
剛刃研磨は砥石を使用してから一定時間、どんだけ攻撃しても斬れ味が落ちない、ってスキル。砥石使用高速化3と合わせて使うのが基本になってくる。Lv.2で60秒、Lv.3で90秒の間斬れ味が落ちない。
流石にLv.1の30秒は厳しいけど、他のスキルと違ってLv.2でも実用圏内の効果があるんだ。ただ、60秒~90秒に一回研ぎ続けないと効果を持続出来ないからその分手数は制限されてしまうんだ。
このスキルが光るのは匠で出現させた斬れ味が白10しかなくても、スキルの効果時間中は白ゲージを維持し続けられるってところ。何回攻撃しても斬れ味が落ちないから、双剣や属性片手剣との相性がとってもよいんだよね。
↓に剛刃研磨+砥石使用高速化と相性のよい武器を紹介してく。
クシャルダオラ武器
モンハンライズのクシャルダオラ武器は、操虫棍以外デフォルトで白ゲージを持ってるんだ。ただ、このゲージの長さは最短の10。このままでは一瞬で落ちてしまうんだけど、剛刃研磨を使用することでこの10を活かすことが出来るんだ。
操虫棍使いは泣いてよいよ。
ただ、氷属性偏重武器だから、氷弱点のモンスターにしか担げないのが残念。
レイジネイルー(双剣)
一時期流行った構成が剛刃レイジネイルー。匠1~白ゲージが出現するので、匠1で出した白ゲージを剛刃研磨でキープする構成なんだ。百竜強化で鬼人化時の会心率が100%に出来るから、会心系スキルを切って超会心構成で使用されるんだ。
武器スロットがLv.3なので、そこに匠珠を入れれば、防具や護石にLv.3スロットが無くても大丈夫なんだ。
継承の宝刀【カムラ】
手記にも登場するカムラの宝刀。レイジネイルー同様、武器のLv.3スロットに匠珠を入れるだけで白ゲージが出現するんだ。僅かな火属性が付いてるんだけど、無属性太刀って考えてよいと思う。
カムラには素の会心が40%乗ってるので、斬れ味白の状態ならナルガ武器の完全上位互換になる。
百竜武器
百竜武器の百竜スキル1スロット目で選べる「斬れ味変更【壱型】」を採用すると、匠1から白ゲージが出現する。これをキープする使い方も強いんだ。
白ゲージ武器は強いの?
そりゃ同じ攻撃力の青ゲージ武器と比べたら、当たり前に強いですよう。
でも、ほとんどの場合、白ゲージ運用には匠スキルや斬れ味ケア系のスキルが必須になるんだよね。それを積むために攻撃系の他のスキルを切る位なら、素直に青ゲージで運用した方が強い場合も多いんだ。
だから、攻撃スキルや龍気活性スキルなんかで素の攻撃力を上げた状態で匠スキルを使用するか、素で白ゲージを持つ武器に攻撃スキルを積めるだけ積むか、って運用方法なら十分に強いんだ。
素で白ゲージを持つ武器
素で白ゲージを持つ武器は匠スキルを使う必要がなくて、攻撃スキルを詰め込みやすいから攻撃スキルを高いレベルまで詰めて優秀なんだ。
ここからは素で白ゲージを持つ武器を紹介してく。素で白ゲージを持つ武器のことを素白とかスシローとか呼んだりするんだけど、ざるたんはその呼び方が気に食わないから白ゲ武器とか呼んでる。
ナルガ武器
白ゲ武器の代名詞がナルガクルガの素材で作られるナルガ武器。
無属性・低攻撃力・高会心が共通の特徴で、前述の通り達人芸運用がしやすくて快適なんだ。低めの攻撃力は超会心を積むことである程度対応できるのもよいね。
攻撃7超会心3を基本に他にも出来るだけの会心率上昇系スキルを積みたいところ。
ただ、どんな武器種でも最強、とはならない。ただ、白ゲージが長めなので達人芸さえ発動してしまえば継戦能力は非常に高いんだ。
ティガ武器
ティガレックス素材で作るティガ武器も白ゲ武器。
無属性・高攻撃力・低会心が共通の特徴で、会心率を加味したダメージ期待値ではナルガ武器を上回るんだ。攻撃スキルが乗算なので、元の攻撃力が高いティガ武器は伸びしろが大きく有利になる。
ただ、ナルガ武器に比べると白ゲージが短く、会心率が低いので斬れ味ケアを業物+砥石に頼ることになる。いっそのこと剛刃研磨を採用しても良いかもしれない。
バルファルク武器
奇しき赫耀のバルファルクの素材で作られるバルファルク武器は、スキル無しで非常に長い白ゲージを備える武器。
低攻撃力・高属性値の龍属性武器で、手数の多い武器で龍が弱点の相手には相性がよいんだけど、攻撃力があまりに低すぎて使いどころが難しい。龍弱点の相手にもティガ武器やナルガ武器より期待値が下回ることもザラ。
斬れ味ケア系のスキルを積む必要が無くて、手数武器でも砥石使用高速化だけあれば常時白ゲージで戦るのは大きいんだけどね。
ヤツカダキ武器
全武器種に用意されているわけじゃないんだけど、ヤツカダキ武器も素で白ゲージを備える武器。
低攻撃力・高会心率・十分な火属性が特徴で、火が弱点の相手にはナルガ武器のように使えるんだ。ただ、白が短いので剛刃研磨はあった方が良いのかも知れない。
クシャルダオラ武器
前述の通り、クシャルダオラ武器も操虫棍以外は素で白ゲージを持ってる。剛刃研磨は必須だけどね。
低攻撃力・(百竜強化込みでの)高会心率・高い氷属性を持ってるから、氷が通る相手に手数が多い武器種だったら非常に使いやすいよね。
百竜武器
1番目の百竜強化スロットに「斬れ味変化【肆型】」をチョイスすると素で延長不可の白ゲージを持つ武器に変化するんだ。
ただ、この時に攻撃力が-20されちゃうから、かなり微妙。百竜武器を白ゲージ運用するなら、素直に【壱型】+匠+剛刃研磨を使った方がよいね。
匠スキルで白ゲージが出現する武器
匠スキルを積むことで隠されていた白ゲージが出現する武器はたくさんあるんだ。ここでは当然全部は紹介出来ないんだけど、簡単な判別方法を紹介しておくんだ。
まずは、装備セットに匠1~匠5の5つの装備を登録するんだ。戦闘に使うわけじゃないから他のスキルはどうでもよいんだ。
まずは匠Lv.5が付いた装備セットで工房にいって、武器生産画面を見る。すると、匠Lv.5が発動した状態の斬れ味が表示されるんだ。見た目の長さである程度のあたりを付けたら、匠レベルが低いものに着替えてから同じ武器を見る。
ギリギリ白ゲージが出てる状態が白10の状態。例えば匠Lv.2から白ゲージが出現するなら、匠Lv.2と剛刃研磨を合わせた装備セットを組めば白ゲージ運用が出来るんだ。
最後に
白ゲージは中毒性が非常に高いんだ。別に強いとか弱いとかじゃなくて、白ゲージが出せるなら白ゲージを出して使いたくなるんだ。G級作品では当然紫ゲージ中毒に派生する。
白ゲ依存症は発症すると、戦闘中も常に斬れ味のことを考えたり、特有のヒットストップが無いとコンボをミスったりする。危険。
まあそれなりに強いんだけど、Ver3.xでは攻撃系スキルを満載した状態で匠も積む、ってことが出来ないから、最優先のスキルってわけじゃないんだよね。
今後追加されるモンスターが居て、その防具で匠と攻撃スキルが両立できるようになれば、白ゲージ運用が当たり前になるのかも知れないけどね。
そんな感じ。