こんにちは、防具錬成の闇に捕らえられて抜け出せなくなってきたざるたんです。しかしながら、スキルが消えて防御が上がるのがデフォみたいになってるヒキの弱さよ。
武器錬成でもいろいろな強化を試して遊んでるんだけど、Ver.11の段階ではMHW:IBと違って、最終強化武器にはレア度の差がないから、どの武器も強化度合いは一律なんだ。MHW:IBではレア度が低い武器はカスタム強化の枠が多くて、多くの強化が出来たことで武器の性能が高レア度のものと入れ替わったりしてたんだよね。
サンブレイクでは素の武器性能の差をひっくり返すことは出来ないから、傀異錬成で逆転する武器、とかの楽しみはないんだ。ちょっと残念。
武器の素の性能には百竜装飾品スロットのサイズ、って要素もあるんだ。百竜装飾品には上位までの百竜強化に相当する装飾品を詰めることが出来るんだ。
上位みたいに単純に攻撃とか会心率を上昇させることは出来ないんだけど、有用なものも多いから、武器選びには重要な要素なんだよね。
前置きが長くなっちゃったけど、今回は百竜装飾品で発動出来るスキルの中でも特に優秀な種族特効スキルについて解説してくんだ。
よろしくれっつご。
百竜装飾品とは
まずは、百竜装飾品について確認してくんだ。
上位までの百竜強化では武器に固有の3つの百竜スキルから1つを選んで付けることが出来たんだ。ただ、マスターランク武器には百竜強化が無くて、代わりに百竜装飾品スロットが空くんだよね。
武器によってLv.1~Lv.3の固有のサイズが設定されてて、それぞれのサイズ以下の装飾品に対応してるんだ。百竜スロットがLv.2の武器にはLv.1とLv.2の百竜装飾品を装着できるけど、Lv.3の百竜装飾品は装着できない、ってこと。
このスロットレベルは武器の傀異錬成で1レベル分だけ拡張できるんだ。コストは重いけど、装着する百竜装飾品によっては他の強化よりもダメージが大きくなったりするから、採用する価値は大いにあるんだ。
種族特効スキル
種族特効って言うのはモンスターの分類上の種、例えば飛竜種とかに特別な効果があるスキルの総称なんだ。
サンブレイクには以下の4+1種類の百竜装飾品と、それで発動出来る種族特効スキルがあるんだ。
- 破空竜珠【2】 → 空棲系特効
- 破水竜珠【2】 → 水棲系特効
- 破竜竜珠【2】 → 竜種特効
- 破獣竜珠【2】 → 牙獣種特効
- (破小竜珠【1】 → 小型特効)
大型モンスターに効果があるのは小型特効以外の4種だから、この記事では主にその4種類を紹介してくんだ。
特効スキルの効果
百竜装飾品で発動出来る各種種族特効は該当の種族のモンスターを攻撃した時に物理ダメージが増加する、って効果なんだ。表にしてまとめてみる。
スキル | 対象モンスター | 物理ダメージ |
空棲系特効 | 飛行能力があるモンスター | 1.05倍 |
水棲系特効 | 水辺に生息するモンスター | 1.05倍 |
竜種特効 | 〇竜種に分類されるモンスター | 1.05倍 |
牙獣種特効 | 牙獣種に分類されるモンスター | 1.05倍 |
小型特効 | 小型モンスター | 1.5倍 |
詳しい対象モンスターは後の項目で紹介するけど、百竜装飾品で種族特効を発動すると、有効な種には物理ダメージが1.05倍になる、ってことがとっても大切なんだ。
スキルを発動するためには小型特効以外は全て百竜装飾品スロットLv.2を要求されるんだ。これが、百竜装飾品スロットLv.1の武器との間の越えられない壁になってるんだよね。
ダメージ効率を計算してく
繰り返しになるけど、種族特効は物理ダメージが1.05倍になるスキルなんだ。モンハンの言葉の定義では攻撃力上昇とダメージ上昇には大きな違いがあるんだ。
攻撃力上昇:ステータスにも表示される武器攻撃力が上昇する
ダメージ上昇:他スキルなどで上昇した攻撃力も含めた最終ダメージが上昇する
こんな感じの違いがあるんだ。
例えば、攻撃力320・無属性・斬れ味紫の武器を持って、モーション値100の攻撃で物理肉質100のカラクリ蛙の頭部を殴ることを考える。爪護符を持ってて、ヒトダマドリで攻撃力が20上がって合計で攻撃+35になる、って仮定して攻撃力1.05倍とダメージ1.05倍で与えるダメージを比べてみるんだ。
まずは基本的な計算式を確認しながらスキル無しのダメージを計算してく。
武器攻撃力(320)+ヒトダマ爪護符(+35)=355
攻撃力(355)×斬れ味補正(1.39)×モーション値(1.00)×物理肉質(1.00)
=493.45
ダメージ = 493
まぁ、実際にはこんなモーションは無いんだけど、計算がしやすいように100ってしたんだ。最終ダメージは四捨五入で493ってなるんだ。
じゃあ攻撃力1.05倍の方から計算してく。実際のスキルだと攻めの守勢Lv.1(12秒間)が該当するね。
武器攻撃力(320)×1.05+ヒトダマ爪護符(+35)=371
攻撃力(371)×斬れ味補正(1.39)×モーション値(1.00)×物理肉質(1.00)
=515.69
ダメージ = 516
次にダメージ1.05倍、つまり種族特効の方だとこんな感じになる。
武器攻撃力(320)+ヒトダマ爪護符(+35)=355
攻撃力(355)×1.39×1.00×1.00×特効スキル(1.05)=518.1225
ダメージ = 518
非常に僅差でダメージ上昇の方が上回るんだ。元の493.45ダメージを1.05倍した値で計算してるから、517ダメージになるかも知れない。
まぁ、これだけなら誤差の範囲なんだけど、怪力の種とか鬼人の粉塵とかで素の攻撃力が上がってる状態を考えると、この差がどんどん広がってくるんだ。
さらに、攻撃力を1.05倍するスキルは時限発動だったり、攻撃スキルに換算するとLv.4程度の負荷なんだけど、種族特効は対象のモンスターに有効であれば常時発動して、百竜装飾スロットLv.2がひとつあれば発動するんだ。
もちろん種族特効の効果は攻撃力上昇系のスキルとも重複するから、Lv.2装飾品の第一選択肢としておいて良いと思うんだ。
武器の傀異錬成
この種族特効を他の強化と比べる主なタイミングは百竜装飾品スロットがLv.1の武器の武器錬成なんだ。
種族特効は百竜装飾品Lv.2スロットだから、それが入れられないLv.1スロ武器の強化として、他の強化と比べて優秀かどうか、って言うのが重要になる。
競合相手としては、攻撃力強化のLv.2で得られる攻撃力+10なんだ。でもこれについては実は、さっきの計算で答えは出てるんだよね。
スキル無しのダメージ式とスキル有り時のダメージ式を比べてくんだ。
スキル無し
攻撃力(355)×斬れ味補正(1.39)×モーション値(1.00)×物理肉質(1.00)
種族特効あり
攻撃力(355)×1.39×1.00×1.00×特効スキル(1.05)
どっちも共通の数値を消すと、↓になる。
スキル無し
攻撃力(355)
種族特効あり
攻撃力(355)×特効スキル(1.05)
元の攻撃力をxと置いて爪護符やヒトダマの数値を外す。
スキル無し
攻撃力(x+10)
種族特効あり
攻撃力(x×1.05)
この時、(x+10)≧(x×1.05)が成立するxの値は、x≦200になる。
マスターランク武器に攻撃力200以下の武器は存在しないので、常に種族特効が攻撃力強化Lv.2を上回る。
さっきの式でもスキル無しと攻撃力換算で+16の差が出てたけど、期待値が同じになるのは武器攻撃力が200ぴったりで爪護符を持たずにヒトダマも取らずになんのバフもかかってない状態だけなんだ。少しでもバフがかかれば更に差は広がるんだ。
なので、元がLv.1スロットの武器の傀異錬成は百竜スロット拡張で決まりかな、って思うよ。
種族特効の適用対象
こんなに優秀な種族特効なんだけど、ターゲットモンスターごとに入れ替えながら使用しないといけないから、そこは注意なんだ。
さっきの表で簡単に適用対象を解説してるんだけど、ここからは詳しくみてく。
空棲系特効
飛行能力を持つモンスター、って書いてある通り、実際に飛ぶかどうかは重要じゃなくて、飛行能力を持っているかどうかが適用の基準なんだ。
これには、飛竜種の全モンスターとガイアデルムを除く古龍種のモンスター、鳥竜種からプケプケ・アケノシルムが該当するんだ。
ビシュテンゴとかは飛んでる内に入らないみたい。
水棲系特効
水棲系って言うのは水場に生息するモンスター、って感じみたい。
魚竜種・海竜種・両生種・甲殻種に有効なんだ。
上位の百竜強化版ではダメージが1.1倍と破格だったから、これが付けられるジンオウガ武器が強かったんだよね。
竜種特効
もっとも適用範囲が広いのがこの竜種特効なんだ。
説明文通り、鳥竜種・飛竜種・獣竜種・海竜種・魚竜種・牙竜種に対して特効が発動する。
ざるたんは基本的にはスラアクと笛以外の武器にはこの破竜竜珠を突っ込んでおいて、クエストによって入れ替える感じで使ってるよ。
牙獣種特効
牙獣種に特効があるのがこの牙獣種特効なんだ。牙獣には有効だけど獣竜種とか牙竜種には有効じゃないから注意するんだ。
あと、種族特効系全般に言えるんだけど、小型モンスターにはどの特効も効果がないんだ。牙獣系特効が発動しててもファンゴに与えるダメージは増加しないんだ。くっそう、イノシシぃぃぃぃ。
小型特効
これだけは倍率が1.5倍で、スロットサイズもLv.1なんだ。
大型モンスター以外の小型モンスター全てに効くから、妙にタフで面倒なルドルスとかカニの素材とか、にっくきデルクスの素材とかを集めるときには使ったりしてるよ。放散弾でハチの巣にしてやるんだ。
大型には効かないから、メインで使うことはないんだ。
大型モンスター一覧と有効な特効
ここにはモンハンライズサンブレイクにVer.11までに登場したモンスターを並べてどの特効が有効なのかを表にしてく。
ただ、あんまりに冗長になるから、一番適用範囲が広い竜種特効が効かないモンスターを選んで表にしてくんだ。ここに乗ってないモンスターは竜種特効が効くよ。
とっても縦長になると思うから、面倒だったらうまい事読み飛ばして欲しいし、上手にスクショ撮ってもよいよ。一応ギルカの並び順になってるんだ。
竜種特効無効のモンスター | |
---|---|
アオアシラ | 牙獣種特効 |
ウルクスス | 牙獣種特効 |
ラングロトラ | 牙獣種特効 |
ダイミョウザザミ | 水棲系特効 |
ヨツミワドウ | 水棲系特効 |
ビシュテンゴ | 牙獣種特効 |
ビシュテンゴ亜種 | 牙獣種特効 |
ゴシャハギ | 牙獣種特効 |
ガランゴルム | 牙獣種特効 |
ショウグンギザミ | 水棲系特効 |
ゴア・マガラ | 空棲系特効 |
ヤツカダキ | 有効な特効スキル無し |
ヤツカダキ亜種 | 有効な特効スキル無し |
クシャルダオラ | 空棲系特効 |
オオナズチ | 空棲系特効 |
テオ・テスカトル | 空棲系特効 |
メル・ゼナ | 空棲系特効 |
シャガルマガラ | 空棲系特効 |
ラージャン | 牙獣種特効 |
激昂したラージャン | 牙獣種特効 |
イブシマキヒコ | 空棲系特効 |
ナルハタタヒメ | 空棲系特効 |
百竜の淵源ナルハタタヒメ | 空棲系特効 |
奇しき赫耀のバルファルク | 空棲系特効 |
ガイアデルム | 有効な特効スキル無し |
ヌシ・アオアシラ | 牙獣種特効 |
Ver.11現在でどの特効系スキルも効果が無いのがヤツカダキとヤツカダキ亜種、そしてガイアデルムなんだ。
砂原の真ん中に居ようが火山に居ようがカニには水棲系が有効だし、マグマに使っていようがオロミドロ亜種には水棲系が有効。
まず飛ばないティガレックスとかナルガクルガも飛竜種だから空棲系が有効とか結構紛らわしいから注意するんだ。
やっぱり、基本は竜種特効を発動させておいて、効かないモンスターには有効な装飾品に入れ替えて使ってくのがよいんじゃないかな。
有効スキルのないクモとエイリアンとは戦わないのがベスト。相手と戦うときには、例えばオトモの攻撃力を上げたり、って感じでやってくのが良いんじゃないかな。
個人的にはゴアマガラに竜種特効が通らなくてホッとしてるよ。世界観ってあるからね。
特効スキルの注意点
こんなに効果的な特効スキルなんだけど、どれも効かないモンスター相手のときだけじゃなくて、注意しなくちゃいけない点があるんだ。
まずは、複数ターゲットのクエストで、種族がバラバラの時なんだ。全部が竜種とか空棲でまとまってればいいんだけど、特効が効かないモンスター相手には火力が落ちるんだ。
他には、属性ダメージには影響がない、ってところ。手数武器で属性特化運用をする場合には、物理ダメージしか上がらないから最終ダメージは1.03倍位になっちゃうんだ。それでも強力だから、付けておいた方がいいよ。
最後に
今回は、簡単に発動出来る火力底上げスキルの種族特効を紹介してきたんだ。
デメリット付きの火力スキルを使いこなすプレイヤーでも、ラージャン単体クエとかに対して空棲系特効とかで出かけて来たりするし、あんまり意識してない人も多いのかな、って思って今回の記事を書いてみたんだ。
他人の装備とか出してる火力にとやかく言う筋合いはないけど、わざわざ体力管理が必要なスキルを使って、定期的に種粉塵飲む割には、装飾品ひとつ入れ替えるのが面倒なんだなぁ、って思ってみてる。
スラアクとか笛だと別の装飾品を詰めちゃうんだけど、その他武器種では入れるだけでダメージが上がる種族特効を付けておくのが良いんじゃないかと思うんだ。
まだ使ってないなら、目に見えてダメージが上がるから是非試してみて欲しいんだ。
そんな感じ。