こんにちは、いよいよ今月末にはMHWildsがリリースされると思うと気が気じゃないざるたんです。実は前回のベータテストもこっそり遊んでたりするんだ。よい。
結構前の記事だけど、ざるたんはMHWildsの動作環境についてあれこれ言って来たんだ。
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当時のざるたんの感想は、現実的じゃないレベルで重量級、って感じ。
せっかくグラフィックがキレイなゲームだから、いい環境で遊びたいけど要求されるスペックがかなり高くて悩ましい、って思ってた。前回の公式放送でそこから「製品版は最適化が図られて軽くなるよ」って書いてあったから希望を持ってはいた。
さらに、直近の公式放送で「ベンチマークソフトを出すから、自分の環境でどれくらい快適にプレイできるか確かめてね」的なことを言ってたから実際に確かめてきたんだ。
今回はベンチマーク結果をもとにあれこれ言ってくからよろしくお願いするんだ。
それじゃれっつご。
ベンチマーク環境
ざるたんがベンチマークを回した環境は↑の画像。きっとこのページを見てる人間はそれなりにゲーミングPCのことをわかってると思うから、詳しいことは説明しないけど、CPUがi9-14900K、グラボがRTX 3080Tiなんだ。
CPUは1世代前のハイエンド、グラボは2世代前のハイクラス、って感じ。
実際、RTX50シリーズがMHWildsよりも前にリリースされるとは思ってなかったんだけど、間に合ってしまったから2世代前。供給が安定したら入れ替えようとは以前から思ってたんだけど、実際に万人が入手可能なのは春になってからになると思う。
日頃の行いがあまり褒められたもんじゃないざるたんは、色んなお店の抽選販売に全滅したよ。PS5の悪夢再び・・・。
ただ、グラボ単体の需要はPS5の比じゃない位に低いから、そんな長期戦にはならないと思ってる。
快適にプレイ出来ると思う環境
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まずは「快適なプレイ」ってもんを定義してくことにする。
もちろん個人差があることだから、みんながみんなこれで快適、ってことは絶対にないんだけど、ざるたんが快適と思う環境についてやってく。
1.解像度
ざるたんが使ってるディスプレイは以前こっそり記事にしてたSONYのINZONE M9ってやつ。解像度は4k(3840*2160)。DP入力のリフレッシュレートは144Hz。HDMI入力は120Hz、って感じのスペック。
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ディスプレイのネイティブ解像度でプレイ出来ることが快適の条件だと思ってる。
つまりざるたんの場合には4kでプレイできることがマストなんだ。
2.フレームレート
フレームレートに求める条件は60Hz以上であること、あとは上限設定に張り付いて安定してること。
前作MHRiseはSwitchでもプレイ出来る軽量なゲームだったから、144FPS張り付き状態でプレイ出来てたんだけど、その前のMHWは頑張っても100FPS位しか出ないから、60FPSに固定して張り付かせてた。
FPSとか動作の軽いゲームではなんとなくディスプレイのリフレッシュレート上限に合わせて高FPSで遊びたいところなんだけど、グラフィックキレイ系のゲームでは60FPSが基準になると思ってる。
さすがに最近のゲームを30FPSでプレイするのは快適とは言えないんだ。
3.PCの動作音
結構誰も考えないで推奨PCとかを組んだりオススメしたりしてる気がする動作音。PC本体をマシンルームに置いてプレイしてるなら、ある程度動作音が大きくてもいいかも知れないけど、多くのプレイヤーは使ってるディスプレイから手の届く位の距離にPC本体が置いてあると思うんだ。
この状況で常時ファンがブン回ってる状態はざるたん的にはとってもストレス。
ちなみに、今は冬だけど、半年、いや3ヶ月後には夏がやってくるんだ。いかにエアコンをフル稼働させても室温は上がる。そうなるとPCが吸い込む空気の温度も上がる、そしてファンの回転数も上がる。
実はざるたんが一番重要視してるのはこの「動作音」。これのためにグラフィック設定を下げることが多いんだ。
PCショップの環境では気にならなくても、同じマシンを使って自宅でプレイするときには気になったりするやつ。
ベンチマーク結果
あれこれ言ったけど、ここからはベンチマークの結果を設定ごとに確認してく。
動作音については測定したわけじゃないからざるたんの主観。いまさらながら温度を測りながらやればよかったと思ってる。ただ、20回位回したからもうやり直したくはない。
ディスプレイ自体にはHDR機能が付いてるんだけど、今回はHDRオフでやってる。軽量化のためだったり、スクショ撮りやすくするためだったりする。
れっつご。
4k高設定
型落ちでも結構頑張れた感じのベンチ結果。ベータテストの時よりも最適化されてるのを間違いなく感じる。
本当は「高」設定からアップスケーリングモードを「バランス」から「ウルトラパフォーマンス」に変更してる。変更点はそこだけ。
気になるスコアは「24549」で非常に快適。平均FPSは「71.84FPS」だから60FPSの基準は満たしてる。
ただ、中盤位のセクレトで歩き回るシーンでは60にギリ届かない感じ。ベンチ中ではセクレトシーンが一番重い。
動作音は「非常にうるさい」って感じ。
まぁ、フレームレート上限の設定が出来ないからここから60FPS制限をかけたらどうなるのかな、って考える。それでも「うるさい」位にはなると思う。
4k中設定
画像を張り間違えたかと錯覚するレベルで全然変わらない。
一応スコアは「26120」で「非常に快適」だから高設定よりも少しは軽いんだけど、差は感じない。平均は「76.17FPS」だから高設定よりも少し高い数字が出てるけど、セクレトシーンでは変わらず60FPSをぎりぎり割り込む感じ。
動作音は60FPS張り付きを狙った場合には「うるさい」になると思う。正直高設定と変わらない。
FHD高設定
FHDに解像度を落とすと一気にスコアが跳ね上がる。
スコア「30044」の「非常に快適」で平均「87.82FPS」。セクレトお散歩シーンでも60FPSを割り込むことは無かった。
これを60FPS制限すれば割と静かに遊べると思う。
FHD中設定
スコア「32253」の「非常に快適」で平均「94.61FPS」。
これを60FPS制限すればかなり静かに遊べると思う。
思うのではあるが、4k解像度を満たしてないからざるたんが採用することはない。
ざるたんが悩んでたどり着いた4k設定
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4k高設定からあれこれ弄ってベンチマーク中に60FPSを割り込まないようにした設定。
大きな設定は変えずに細かい部分の描写品質を落としてたどり着いたんだけど、なにをどう弄ったか忘れたし、実際のゲームではベンチマーク以上の負荷がかかるシーンもいっぱいあると思うから、適当。
まぁ、製品版でもあれやこれや、と試しながら遊んでいくと思う。
PS5版の予想
PS5のグラフィック性能はPCに置き換えるとRTX2080相当とか、RTX3060相当なんて言われてた。PS5 Proはフレーム生成機能がない、ってところで、RTX3070TiとかRTX3080程度のグラフィック性能なんじゃないか、って言われてる。
そう考えると、PS5 Proでも今回ざるたんがベンチマークに使用したRTX3080Tiよりも性能的には少し落ちることになるんだ。
だけど、パーツ構成が無数にあって全部での安定動作を目指すのに労力が半端ないPC向けと、構成が基本的に1つずつしかないコンソールでは最適化の度合いとか精度が違う場合が多いんだよね。
だから、FHD60FPSならもしかしたら無印でも目指せるかも知れないし、Proなら4k60FPSに近い動作が出来るかも知れない。動作音に関してはPCの構成にもよるけど、個人的な印象ではPS5の方が静かなんじゃないかな、って思う。
RTX30番台とRTX40番台の越えられない壁
NVIDIAのGPUには世代ごとにナンバーが振られてるんだ。
例えば、RTX2060は20番台世代でグレード60のグラボ、RTX3070なら30番台世代でグレード70のグラボ、って感じ。グレードは世代にもよるけど、50位からあって最高品質はグレード90になってる。
今は先月末リリースのRTX50番台が最先端シリーズ。40番台が1つ前の世代、30番台は2つ前の世代。今までよく言われてたのが、新世代のグラボは1つ前の世代の一個上のグレードと同等性能、ってやつ。
RTX3070はおおむねRTX2080と同じ位の性能になる、って感覚。今も最高グレードの90以外の基本性能は大体そんな感じになってる。
ただ、AI技術の進歩が速い最近の世代では基本性能以外の部分が重要になってるんだ。
フレーム生成
画像は関係ないけど、フレーム生成って言うのはフレームを生成する機能があるってこと。
これじゃなんにも説明出来てないから、まずはフレームについて。
フレームって言うのは動画を構成する静止画の枚数のこと。フレームレートって言うのはその静止画が1秒間に何回更新されるか、ってこと。
例えば、60FPSは1秒間に60枚の静止画で構成されてる映像、120FPSならこれが120枚の静止画になる。当然、構成する枚数が多いほど動きが滑らかに表示される。
AIによるフレーム生成って言うのは、ざっくり言うと60枚の静止画からさらに最大60枚の静止画を生成して、コマ数を増やす技術なんだ。1枚の絵と次の絵から間の1枚を捏造する。
60枚の絵からさらに60枚の絵を作り出せれば60FPSを120FPSとして表示できる、って技術。生成される中間フレームの正確性とかの問題は置いておいて素晴らしい技術。
当然、品質とのバランスをみて、実物80+AI生成40の120FPSとか、実物50+AI生成10の60FPSとかバランス調整も出来る。
フレーム生成はDLSS3.0に対応したグラボで使用できるんだ。さらに最新のDLSS4では中間フレームを複数生成できるようになったんだ。RTX50番台ならこの機能が使えるんだ。
素晴らしきフレーム生成機能もう使うしかない、ただし、DLSSのフレーム生成に関してはDLSS3.0以降に対応してれば、のお話ね。FSRの方はGPUに依らず使えるけど・・・。
そう、DLSS3.0が対応してるのはRTX40番台以降の世代。最新のDLSS4の一部機能はRTX30番台以前にも適用されるんだけど、残念ながらフレーム生成はできない。
つまり、RTX40番台以降のシリーズじゃないとDLSSのフレーム生成はできない、ってことなんだ。
フレーム生成の有無による負荷の差
なんでこんなにフレーム生成について熱く語ってるか、って言うと、フレーム生成機能が使えるかどうかでグラボにかかる負荷が全然違うからなんだ。
例えば、表示フレームレートを60FPSにしたい、ってなったときに、RTX30番台以前のシリーズでは、実際に60FPSで描画してそれを表示する、って流れになる。
対して、RTX40番台以降のシリーズだと、30FPS分のデータを作ってもう30FPSはそれをもとに捏造する、ってことが出来るんだ。まぁ、これは極端な例だけど、実際に生成するフレーム数を少なくして、生成に頼ることでグラボにかかる負荷を低減できる。
負荷を低減することが出来れば、ファンの動作音を抑えたり、余ったリソースで高画質化したり、さらにはフレームレートを向上させることも出来る。
さて、話をMHWildsに戻すと、MHWildsでも60FPSでのプレイにはフレーム生成の使用が推奨されてるんだ。ただ、推奨環境のグラボはRTX2060 Superだからフレーム生成機能は搭載されてないんだけどね・・・。
さて困った
ざるたんは困った。
元々RTX50番台がリリースされたらグラボを入れ替えようとは思ってた。個人的にはグラボは1世代飛ばしで更新してきたから。
現状の構成でベータテストをプレイした感じでは、最適化が出来てないにしても重すぎる、ってこと。そして、PCがうるさすぎる、ってこと。
ファンの動作音に関しては今回ベンチマーク回しててもやっぱりうるさくなるよね、って思った。どうしても連続で長時間のプレイをすることになるし、PCの負荷に関しては我慢出来ても動作音は我慢できないかな、って思う。
2025年2月5日現在では入れ替え候補筆頭のRTX5080は店舗在庫無し、次回入荷未定状態。幸運にも複数店舗の抽選で当選したのであろうネット販売なんかも探したりしてるけど、上乗せ価格マシマシだったりするしね。幸運は売れるんだね。
実際にRTX 3080 Tiで60FPS制限をかけた時の動作音を聴いてからでも遅くないとは思ってるんだけど、入れ替えはいつになるやら、って感じ。電源更新のタイミングでRTX5080-5090を見越して入れ替えたから、受け入れ準備は出来てるんだけどね・・・。
正直RTX 4080 Superの価格がRTX5080リリースのタイミングでこなれてくれれば、そっちに入れ替えるのもありだな、とは思ったんだけど、まったくもってそんな気配はない。逆に迷いが断ち切れたよありがとう。
ということで、個人的なPC更新のお話はこんな感じ。続報あったら記事にしてく。
最後に
今回はMHWildsのベンチマークを回して、結果をみながらあれこれ言ってく記事だったんだ。初回のベータテスト時に比べれば大分軽くなったとは思う。
どこまでのグラフィック品質があれば快適か、って言うのはプレイヤー次第ではあるんだけど、せっかくグラフィックのキレイなゲームをPCでプレイするなら高品質でプレイしたかったりするよね。
繰り返しになるけど、ざるたんが一番重視してるのは動作音。ひいては省エネにつながってるからエコ。エコ妖怪。
実際のゲームではフレームレート制限が可能になるはずだから、ざるたん基準の60FPSに制限してプレイしながら、動作音とのバランスをみて品質をあれこれしてく予定。
これを書いてる現在はRTX50シリーズなんて正規品はどこにも売ってない状態なんだけど、供給が安定したら入れ替えてどうなるか、なんてことも試していけたらなぁ、って思ってるよ。
そんな感じ。