こんにちは、夏が終わったというのにまだまだ暑いから冷房を効かせた部屋でゴロゴロしていたいざるたんです。よい。
巷では持続可能な開発目標が唱えられてて、その中でも環境にやさしく、とか、省エネとか、エコとか以前から言われてたワードが改めてポンポン出てくる感じだよね。
暑い日の昼間に冷房を効かせた部屋でエネルギー効率のかなり悪いゲーミングPCを稼働してゲームに興じるのは、省エネとは真逆なのかも知れないし、エアコンを切らずに使った方が電気使用量が抑えられる説もあったり、どっちがエコなんだかわからないんだけど、暑いのは苦手。
全然関係ない方向に脱線してる気がしてならないんだけど、意外とそうでもないのが今回のゲーム。資源リサイクル施設の長になって、エコな生活を送るゲーム、RECYCLING CENTER SIMULATORなんだ。
紹介してく。れっつご。
RECYCLING CENTER SIMULATOR
RECYCLING CENTER SIMULATORは2024年10月2日リリース。ジャンルは一人称視点のビジネスシミュレーターってなってる。開発はトルコのイスタンブールにあるBalas Gamesって会社で、発売はポーランドのワルシャワにあるPlayWay S.A.ってところ。
Balas Gamesのゲームは初プレイなんだけど、PlayWay S.A.がパブリッシャーになってるゲームは近作だと、Crime Scene Cleanerとか、Gunsmith Simulatorとか、尖った需要のゲームが多い感じ。こういうの大好きなざるたんは喜ぶ。
ゲームの内容はリサイクルセンターの主になって、ゴミを資源に変えてお金を稼ぐ→稼いだお金で設備を整えて新しい資源を作れるようにする→ゴミを資源に変えて・・・、って感じのゲーム。単調なんだけど、個人的にはずっとやってしまう種類のゲーム。
リサイクルセンターのお仕事
では、ここからはざるたんがリサイクルセンターの長になった経験から、ゲームの流れなんかをざっくり説明してく。
「ここはリサイクルセンター、ここではゲームのやりすぎで疲れたお友達が今日もゲームの中でエコな生活をしているんDA☆」「難しいことは置いておいて、ここからはゲームの内容について簡単に解説をしていくんDA☆」、って脳内再生してから次へ。
1.契約受領
一日の始まりは「オフィス」から、ちなみに、センター長はオフィスの2階に住んでる。ベッドしかない殺風景な部屋。
1階に降りてPCを操作することで、廃品回収の契約を受領するんだ。注意点としては、この世界ではなぜか回収業者がお金を支払う。寝てる間にスタッフの賃金とかが支払われるから、前日終了時点である程度現金を残しておかないと詰む。特に序盤では注意だね。
契約が済んだら自動操縦のトラックに乗り込んで現場に向かって、廃品回収を始めるんだ。
2.廃品回収現場
現場には数か所のバリエーションがあるけど、そんなに豊富じゃない。すぐに全部のマップを憶えられる位。評判レベルが上昇すると新しいロケーションが解放されるけど、見た目にはそんなに変化がないかも。
地面に落ちてて、たまに黄色く光るのが回収可能な廃品。手元のゴミ袋に分別もせずに突っ込んでく。ゴミ袋が一杯になるとそれ以上は拾えないから、ゴミ袋に封をして足元に転がす。そして、またゴミを拾う。
ちなみに、ゲームの操作自体はPAD操作に最適化はされていないものの、PADでもキーマウでもプレイ可能。ただ、ゴミは小さいやつでもクリックポイントが結構シビアだし、エイムアシスト的なものもないので、キーマウが楽かも知れない。
あと、一部操作が恐らくキーボードでしかできない。PADをいろいろ押してみたりしたけど、そこだけはキーボードで操作する方が安定してる。結構頻繁に使うゴミ袋を入れ替える操作がそれ。十字キーとか使わないキーが結構余ってるから、アプデとかで最適化されるのかな・・・。
ゴミは載ってきたトラックの荷台に片っ端から突っ込んでく。細かいゴミはゴミ袋に入れて、大きいゴミはそのまま突っ込む。
大きいゴミを手で持つとこんな感じ。ゴミ袋には入れられないから単体でトラックまで持って行かないといけない。これが地味にタイムロスで、ゴミ袋が満載になったタイミングとか、無駄が少ないタイミングで持っていくのが良いっぽい。
2階建て+屋上の建設現場的なロケーションでは、大物は窓とかからぶん投げて、後で荷台に積みなおした方が素早く片づけられると思う。ゴミ袋も満載になったら窓からトラックの近くにぶん投げる。この世界では瓶とかも超丈夫だから割れないし、ゴミ袋が破けて中身が飛び散ったり、ゴムタイヤが大きくバウンドすることもない。
回収契約は複数同時にこなすことができて、1日につき3~4位までは一人でこなせる。回収が終わったら次の現場に移動する。
画像だと小さくてわかりづらいけど、契約前に各ロケーションのゴミの内容がわかる。左上は各種のゴミゲージで、紙・プラ・木材・ガラス・金属の5カテゴリーに分かれてる。取りこぼしがあっても問題ないけど、得られる資源の量に影響するから出来るだけ完全回収したい。
ただ、勤務時間の制約があるから、暗くなる前には全部のロケーションを回って、会社に戻りたいところ。一応懐中電灯は持ってるけど、非常に見づらい。
3.資源の仕分け
会社に戻ったら今度は回収した資源を5つのカテゴリーに分類する。
まずは、このベルトコンベアで仕分け機にゴミを突っ込む。
今度はコンベアの操作版を操作して、ゴミを分類してく。
ガラスなのかペットボトルなのか、見た目でわかりづらいものもあるんだけど、この世界では色でナビゲートされるんだ。青は紙、黄色はプラ、茶色が木、緑はガラス、灰色が金属、って感じ。
コンベアで画面上から下に流れてくるゴミどもを、ドラッグ&ドロップで各ゴミ箱に分類してく。時間勝負なのかと思いきや、一番下まで溜まっちゃっても特にペナルティとかはないっぽい。連続成功すると資源にボーナスが入るから、ゆっくりでも落ち着いてプレイした方がよいね。
ただ、序盤はともかく、中盤になると1日に集められるゴミの量が多くなって、それにつれて仕分けにかかる時間もとっても長くなるんだ。って言っても、そのころにはセンター長自ら仕分けをすることもなくなるんだ。それについては後述、ってしてく。
4.工場稼働
仕分けが終わった資源を、5つのカテゴリーごとにマシーンに投入して、再生資源を作ってくんだ。仕分け後の資源を直接売ることもできるんだけど、買取価格が安いから、基本的には再生してから販売するのが流れ。
再生資源には基本・中級・最終形態、敵に3つの段階がある。
はじめは何にも作れないんだけど、小銭をためて再生マシーンを導入すると、まず基本素材が作れるようになる。紙資源だったら、ただ集めた紙をまとめただけのブロック的なやつ。
この段階でも分別ゴミの段階で売るよりもはるかに高額で売れるんだけど、中級マシーンに素材として投入すると中級素材に作り替えることも出来る。紙資源だったらパルプ紙、って感じ。
中級素材が作れるようになると、一気にゲームは加速して、すぐに上級素材が作れるようになるんだ。上級素材はとても高く売れる。紙だと新聞紙・封筒・段ボールみたいに3種類ある。木は2種類だったりカテゴリによって違うんだけどね。
高く売れるんだけど、種類が複数になった分、必要な個数を揃えるのが手間なのが難点。
5.倉庫に移動
画像は再生マシーン稼働中。自動的にパレットとかに乗せる機構がないので、地面にばらまかれる。大丈夫、壊れはしない。
ただ、この状態は見た目にもダメだし、そもそも、隣の倉庫に運ばないと資源を持ってる判定にならないんだ。
隣の倉庫には、・・・なんて名前なんだろ?ポータブルフォークリフト見たいので運ぶ。画面の向きに依らず前方に向けての操作なうえ、操作性が極めて悪い。ちなみに、パレットに品物を載せるのも手動。何百個もセンター長自ら手で載せる。確実に腰をやる。
パレットに乗せるのは最後まで手動だけど、操作性の悪い乗り物で運ぶのは自動化できる。よかった。
6.再生資源を売る
再生資源を倉庫に持ってくと、資源を持ってる判定になる。そうしたら、最後にそれを欲しがってる人に売ってお金を稼ぐ。
売り方には、「マーケットプレイス」と「契約」の2種類があるんだ。
「マーケットプレイス」は販売数量をこっちで指定できるのがメリット。少量しか作れなかった再生資源を売りやすいんだよね。
「契約」は相手の注文を受けて期日までにしてされた数量の再生資源を納品すればお金がもらえる。契約のクライアントは評判レベルが上がるごとに増えてくのと、個数当たりの単価はこっちの方が断然高い。多分評判レベルも上がりやすいんだと思う。
基本的には「契約」を優先して、ちょっと手持ちが足りない、的な緊急事態に「マーケットプレイス」を混ぜてく感じがよさそうだった。
8.施設のレベルアップ
契約金が貰えてお金に余裕ができたら、最優先で施設をレベルアップするべき。まぁ、他にお金の使い道がないんだけどね・・・。
施設のレベルアップをすると、再生マシーンの数を増やせたり、倉庫が広くなったり、トラックを多く止められるようになるんだ。中級素材が作れるころにはお金が結構な速度で溜まってくから、一気に拡張出来て楽しい。
9.一日の終わり
ミニマリストなセンター長のお部屋公開。収納とベッドのみで構成されたシンプルな空間。オフィスの2階だから通勤時間は実質0分。
夜になったらベッドで休むと翌日になる。翌日になると新しい契約相手が現れて、1から繰り返し、って感じのゲームなんだ。実質仕事だよね。
時間経過について
ゲーム内では[Esc]メニューを開いている時以外、時間がリアルタイムに経過していくんだ。実際に朝~昼~夕方~夜、って感じにゲーム画面も変化してく。
ベッドで寝ると翌朝9時に目が覚める。動ける時間は21時までの12時間勤務なんだけど、ざるたんは途中まで大きな勘違いをしていた。
上の写真みたいに21時になると「ベッドに行って一日を終えることが出来ます。」って表示が出るんだけど、工場内では普通に行動が出来る。
21時以降に再生資源を作って、「契約」や「マケプレ」で売ることも出来る。
というか、そもそも、この世界では21時になると時が止まって時計も21:00から進まなくなるんだ。はじめはこれに気付いてなくて、生産ラインとかの整理に時間使えなくて倉庫もぐっちゃぐちゃだったりしてたんだけど、21時で時間経過が止まることに気付いてからは、ゆっくりプレイすることが出来たんだ。
雇用・拡張要素・自動化要素・優先順位
じゃ、こっからは人を雇ったり、拡張できる要素とか、自動化可能な作業、それらの優先順位とかについて解説してく。
雇用
オレンジの服の作業員は現場に出て廃品を回収してくれる作業員さん達。
1日にこなせる現場の数が増えるから、集められる資源が飛躍的に増えるんだ。最優先で拡張したい要素だね。センター長は複数の現場をハシゴできるんだけど、作業員は1日1現場。
15時までに指示すると現場に出かけてって、16時になると歩道を跨ぐのに一切の減速をせず、時には歩行者や同僚を跳ねながら一斉に帰還する。
雇える人数は評判レベルが上がれば増えてく。ただ、雇う際には駐車スペースが足りてるのが前提な上にトラックを1台買い足さないといけない。ただ、トラックは800ドルで買える。安い。
上の画像の後ろの方で突っ立ってる警備員みたいな人はゴミ選別スタッフで、センター長がトラックでゴミを運んでくるとベルトコンベアに運ぶのを手伝ってくれる。さらには、結構な手間だったゴミの選別作業も短時間で完璧にこなしてくれる。
ボーナス資源と経験値がもらえなくなるから、序盤は自分でやった方がいいけど、中盤からはそれも微々たるものだから、やってもらった方がよいね。
ただ、同僚の回収作業員のおろし作業はなにがあっても手伝ってくれない。なんでだよ。
オフィスの1階にいるスタッフは簡単に言うと秘書で、回収契約を割安で仕入れてきてくれる。まぁ、自分で受けてもあんまり手間に感じないけど、とりあえずいさせておく。
拡張要素
施設の拡張に必要なものは現金のみ。変に素材とか要求されなくてよかった。
センターにはマシーンを置ける機械エリアと、作った再生資源を置いておく保管エリア、トラックを止めておく駐車場があるんだ。各エリアの拡張には工場自体の拡張が行われてる必要がある。
優先したいのは駐車場→保管エリア→工場エリア、って感じかな。工場は上手くみっちみちに配置すればレベル2までで全部の機械を置けるし、そんなに慌てて拡張する必要はない。保管エリアは、資源が半分しか載ってないパレットの整理が面倒だから、早めに拡張したいところ。
自動化要素
パレットに燦然と輝く「マーク済み」。これが付いてるパレットは保管エリアにルンバ型ロボットによって運ばれる。ルンバには他のオブジェクトとの衝突判定が激アマに設定されてるっぽくて、地面に大量に資源が散らばっててもお構いなしに突っ切ってくれる。
生産設定と資源をパレットに乗せるところまでは手作業だけど、パレットの移動が自動化できるだけでとっても楽になる。1台居れば時間はかかるけど完全自動になるから、開放されたら真っ先に解除すべき。
ロボットの電力が増える、ってアップグレードはそんなに効果を実感できなかったけど、
あと、雇用のところでも解説してるけど、仕分けの自動化もとても楽。
完全な自動化じゃないんだけど、最終素材が作れるようになるころには基本素材とか中級素材に関しては直接の意味をほとんど失うんだ、その状態になったら、基本素材マシーンの出力口と中級素材マシーンの入力口を隣接させてみっちみちに設置すると、自動的に素材が流れてくれるようになる。
その状態でさらに基本素材と中級素材の生産設定を3枠ともMAXにすると、リサイクルボックスから資源を基本素材マシーンに投入するだけで、最終素材の生産準備ができるから便利。プレイするなら真似してよいよ。
ツール
現場に持っていけるツール、って言うのもあって、特に必要なのは「バール」と「ピッキングツール」バールは200ドルの金塊が入った箱を開けられる。直接の現金収入だし、前半では大きい金額なんだけど、序盤では評判レベルが足りずに使えないもどかしさ。箱はあるのにレベルが足りない。
ピッキングツールは開かずの扉を開けることができる。その先にあるのはゴミなんだけど、それが重要なゲーム。
この2つは解除可能になったら即解除した方がよいよ。
ざるたんレビュー
さて、レビューと言ってもざるたんはこの手のゲームが大好きだからあんまり参考にならない。個人的には操作性に関しては大いに改善の余地があるものの、着眼点は面白い「良作」と思う。ボリュームとしては12時間ちょい位で最終素材の量産に入れる位ライトな感じ。別ゲー消化の合間とかにもちょうどいいのかな。
地道に人力でやってたことがどんどん自動化出来て、楽になっていって、って感じのゲームが好きな人にはオススメ出来るゲーム。って感じ。
それ以外のプレイヤーさんには・・・、10月17日までは15%OFFの1,444円だからお試しでやってみるのはよいんじゃないかな。OFFじゃなくても2,000円以内、って考えると十分に遊べるゲームだよ。
体験版もあるから、ちょっとやってみたい人はやってみてもいいかもね。
Recycling Center Simulator: Prologue(Steam製品ページ)
RECYCLING CENTER SIMULATOR(Steam製品ページ)
最後に
ざるたんは、Thief SimulatorとかCrime Scene Cleanerをプレイして低価格でもそれなりに楽しめそうだな、って思ってプレイしたけど、だいたい予想通りの出来だったから満足してるんだ。
繰り返しになるけど、操作性に関してはイマイチ。せめてキーの割り当てが出来ればいいんだけどね・・・。
今回はRECYCLING CENTER SIMULATORをプレイした感想とか、ちょっとした攻略ポイントなんかの記事だったんだ。レビューって言ってもこういうタイプのゲームは大分人を選ぶよね。
ここから大作続編が結構リリースされるけど、それまでのつなぎにいいんじゃないかな。Steamでゲームやってるとこういう尖った良作(?)に出会えるからいいよね。
そんな感じ。