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【レビュー】STAFFER CASE【Steam】

こんにちは、暑い夏はインドアに特化して時間かけて進めるゲームを黙々と消化したいざるたんです。よい。

ざるたんはこんな感じだけど、頭を使うゲームが意外と好きなんだ。CAPCOM製ではモンハンシリーズだけじゃなくて、逆転裁判シリーズも好き。

逆転裁判シリーズは、ナンバリング全部と大逆転1.2、逆転検事1.2もプレイしてる。新作を誰よりも切望してる。

推理モノは集まった手掛かりを眺めながら自分で推理して進めて、新しい情報が出てきたら頭の中身を更新して、って感じで進めるのが好きなんだ。

今回は、SteamでおすすめされたSTAFFER CASEって推理アドベンチャーゲームをプレイしてきたから、それについてつらつら書いてくんだ。

あ、もちろんこれからプレイする人もいると思うから、本編のネタバレはしないよ。

よろしくれっつご。

STAFFER CASE

STAFFER CASEは韓国のTeam Tetrapod製の推理アドベンチャーゲーム。リリースは2023年4月30日なので全然新作、ってわけじゃない。

作品の舞台は1960年代のロンドン。この世界にはステッパーって呼ばれる特殊能力使いがいて、特殊能力を使った犯罪が発生したりしてる。

主人公はステッパーによる犯罪を捜査する「マナ事件選任チーム」っていう部署にスカウトされて参加することになるノートリックさん。

シナリオは本編全5章プラスサイドストーリー2話って感じ。逆転裁判と同じ位のボリュームかと思いきや、1話ずつはすごく短いからちょっとした隙間時間にプレイできるんだ。

ざるたんはゆっくりテキスト読んだり、途中で証拠品眺めて推理を楽しんでたりしたけど、プレイ時間は8時間くらいで全編クリアできたんだ。

ローカライズについて

海外のインディーゲームで一番不安になるのが、ローカライズ=翻訳の問題なんだよね。

結論から言うと、今作は普通にプレイする分にはほとんど問題ないレベルで日本語ローカライズがされてる。

細かいことを言えば、語気が安定しなかったり、キャラが安定しなかったりするシーンもまぁまぁあるけど。キャラボイスがあるわけでもないし、気にはならないかな。

テキストサイズがシーンごとにコロコロ変わるのも、まぁ、そんなに気にならないかな。

ゲームシステム

ゲーム自体は同僚や上司、容疑者たちと会話するパートと、その会話の中での矛盾点を指摘するパートに分かれてる。

逆転裁判みたいに、ポイントクリックで証拠を集めるパートもあるにはあるけど、そんなに多くはなくて、残りの証拠品数が表示されるから、フラグが立ってなくて進めないー、みたいなことにはならない。

Case.1を始める前に基本操作のチュートリアルがあるし、特に操作で戸惑うことはないと思うんだ。マウスでクリックしてくだけ。

証拠品の回収パートとか容疑者への尋問パートでは、同僚とか上司のスキルが使われて、その場所にあった痕跡や、周りで起きた出来事が把握できたり、相手の心拍数を検知して発言に嘘があるかどうかを見極めたり、って感じのことができる。

めちゃくちゃに感じるけど、逆転裁判シリーズでもおんなじことやってたよね。

謎解きパートは逆転シリーズと違ってライフ制じゃないし、ヒントも見れたりするから安心かな。

あと、ざるたんは選択肢を総当たりしたわけじゃなから、詳しくはわからないけど、逆転しリーズでありがちだった、理不尽な選択肢ミスはないように思う。

例えば、使われた凶器を選択する場面があったとして、「拳銃」を選ぶと×で「発射された銃弾」を選ぶと〇、とかって感じのやつ。初期逆転には結構あったんだよね。地味にストレスだったし、自分の推論が間違えてたのかと考えることになるんだ。

今作ではおそらく、複数の選択肢が正解になってる気がする。と言っても実際選択肢の数が少ないから、微妙な間違いは怒らない感じにはなってる。

システム面ではストレスもなく、適度に頭の体操にもなる位の難易度で快適にプレイできたんだ。

各話マルチエンディング

ざるたんは全編をクリアして実績を全解除+サイドストーリー閲覧済み、ってところまでやった感じなんだけど、全Caseマルチエンディングになってる。

各Caseで途中までは一本道なんだけど、途中で分岐して、見かけ上の事件解決と、真相究明解決みたいな感じに分岐してる。多分それぞれ2分岐とは思う。

Case.1~4の真エンドを見てるとCase.5で真ルートに行ける感じ。

分岐についても理不尽感はあんまりない。けど、後半戦はちょっと腑に落ちない終わり方をする真エンドもあったりしたかな・・・。

登場人物と同行中にフリートークできる場面がないから、キャラクターの描写不足を感じる部分はあった。過去の話にしても、出会って2か月以内の人の2年以上前の話とかはあんまり刺さらないというか・・・。

当然、日が浅いから回想パートで補完されてる部分についても主人公のノートリック君からしたら蚊帳の外。この辺は惜しいかな。

逆転裁判シリーズリスペクト?

作品内には逆転裁判シリーズのパロディも入ってる。

↑のシーンは後ろに見えてる脚立についての会話パートなんだけど、「ハシゴ」って言う同僚・上司と「キャタツ」って言う主人公。そして、「もっと本質を見なさい」って締めが行われるんだ。

これって思いっきり逆転裁判シリーズのネタなんだよね。逆転裁判では背景の脚立を調べると、同じようなやり取りが行われたあとに、「もっとホンシツをみようよ、なるほどくん」ってマヨイちゃんとかいろんなキャラと会話があるんだ。

まぁ、この手のゲームで逆転シリーズを意識するな、って方が無理あるし、海外メーカーがパロってるのも個人的には面白いと思うんだ。

BGM

BGMは比較的耳障りがよい感じだったかな。悪目立ちしないし、シーンと大きく外れたような選曲はなかったように思う。

ただ、シーンごとに結構ボリューム差があったかな、って位。

あと、ざるたん自身いろんなゲームやってるから仕方ないんだけど、よくも悪くもありがちなBGMが多かったかなー、って印象。

最後に

今回はSteamで配信中のSTAFFER CASEについて、あれこれ言ってきたんだ。

ざるたんとしては、逆転裁判シリーズに飢えていたのとSteamのセールで積んでたからプレイした、って感じで特に注目してる作品ではなかったんだけど、意外と楽しめた、って評価。

Steamストアページ

ゲームシステムも快適だし、論理が破綻してるようなトリックもないし、後出しで情報を出してくることもないから、推理ゲームに慣れて無い人でもプレイしやすいかな、と思う。逆にちゃんと推理しながらじっくり進めたいプレイヤーさんには難易度が簡単すぎるかも。

世界感とかは面白いんだけど、シナリオ面はちょっと残念。まぁ、廉価なゲームだしボリュームが薄いから、キャラクター自体は個性的ではあるんだけど、描き切れていない感じ。

あと、ナショナルジョークみたいなのがわからなくて、会話パートで盛り上がるシーンが理解できなかったり、比喩表現がわからなかった部分も一部あったかな。まぁ、その辺は特にマイナス要素じゃないけど。

逆転難民がちょっと推理小説をかじる程度のノリでプレイするなら結構オススメなゲーム、って感じの総評。

そんな感じ。

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