こんばんは、闇のポーションマスター=ざるたんです。よい。
単純なゲームってよいよね。こう、延々と同じ作業を繰り返す系のゲーム。
ちょっとずつ出来ることが増えるけど、やってることはずっと単純で、深いことなんにも考えなくていいゲーム。
最近のゲームは複雑になってきて、よくわからないサバイバル要素とかが組み込まれてたり、ハクスラ要素だったり、超低確率アイテムだったりを目指すのが多いから、ちょっとやるのにもいろいろ準備が必要だったりして、なかなか踏み切れないこととかあるんだよね。
あー、ゆるゆる薬を調合し続けられるゲームないかなあ、太閤立志伝V以降、薬を調合し続けてないなぁ、とか思ってたら、そんなゲームがあったんだ。
今回は黙々と薬を調合し続けるゲームを紹介してく。
Potion Craft:Alchemist Simulator
Potion Craft:Alchemist Simulatorは開発niceplay games、パブリッシャーtinyBuildの薬調合ゲーム。錬金要素もあるらしい。2021/9現在はSteamでアーリーアクセス版がリリースされてる。
ゲームの内容はただただ薬を調合して売る、売ったお金でレシピのページを増やしたり、錬金器具をアップデートしたりする、って単純なもの。アトリエシリーズから戦闘とストーリー要素とかを全部剥がした感じ。
これだよ、これを待ってたんだよ。この単純作業をお金払って、時間使ってやるこの感じを。って思って即購入したんだ。アーリーアクセス版に手を出さない主義はもう完全に消え失せてる。
ここから、ゲームの内容について紹介してくんだ。
クスリの調合
薬は調合素材をすり鉢でゴリゴリして、窯に入れてかき混ぜる。そして、煮ると作れる。上に表示されてるマップみたいのに薬が完成するポイントが表示されてて、素材を使って薬瓶アイコンを進めて、目的の薬ポジションまで移動させるゲーム。
使う素材にはそれぞれ進行方向が決められてて、摺り下ろすといっぱい進んで、生のまま窯に投入すると半分くらいしか進まない。マップ上には入っちゃいけないゾーンがあるから、いろんな素材を組み合わせてそこを迂回しつつ目的の薬ポジションまで進んでくんだ。
素材を窯に入れたら、かき混ぜるんだけど、かき混ぜてる間にマップ上のアイコンが進んでく。入っちゃいけないゾーンに入りそうになったら、水を差して出発地点側に戻すことも出来る。
調合マップは初めは真ん中しか見えてなくて、素材を溶かして探検する必要があるんだ。だから、調合素材を全部クスリにしちゃうと、新しいクスリがなかなか作れなかったりするし、かといってマップ解放にいっぱい素材を使っちゃうとクスリが作れなくなっちゃう。
このバランスが難しいんだ。
未開の地を切り開きながら、「?」マークのおクスリポイントを探して、到達したら、薪に空気を送って窯の中身をぐつぐつ煮る。
これで薬が完成するんだ。出来上がった薬はレシピに登録すれば、次回から同じ素材を使ってワンタッチで作れるようになる。楽しい。
クスリを売る
クスリ工房には薬店が併設されてて、近隣の住民が色んなクスリを買いに来るんだ。怪我しちゃったから回復出来るクスリが欲しい人とか、害虫駆除に毒薬が欲しい人とか、盗賊胎児に爆薬が欲しい人とかが来る。
一日に来るお客さんの数は決まってるみたいで、何人かにクスリを渡すともう来なくなる。
手元に毒薬が無い時に、毒薬を欲しがるお客さんが来ても、待たせておいて調合することが出来るんだ。だから過剰にストックしとく必要はないみたい。
お客さんがお望みのクスリを売ると人気が上がってく。逆に、お望み以外のクスリを売りつけようとすると人気が落ちる。単純明快。
あと、人間相手に毒薬を使おうとする人とか、放火目的で炎のクスリを欲しがる人が居るんだけど、この人達に薬を売ると人気は上がるけど、評判が下がる。評判がどれくらいの影響力を持つのか不明だから今は何とも・・・。多分下げないようにした方が良いのだろね。
あとは、お客さんに値段を吹っ掛けることも出来るんだ。スキルレベルが上がるまでは吹っ掛けても値段は変わらなかったりするんだけど、スキルレベルをちょっと上げると、ほんのちょっと高く売れたりするようになってくる。嬉しい。
お客さんに混じって商人が素材とかアイテムを売りに来るんだけど、アーリーアクセス版だからなのか、薬の売価に比べてアイテムや素材の販売価格が高いんだ。全然錬金装置の開発が進まない。
作るのに材料がたくさん必要な薬のオーダーが続くと、だんだん素材が枯渇してくるんだ。
クスリの素材の確保
材料費の方がクスリの売価よりも高いから、このままだと赤字になっちゃうんだけど、なぜかこのクスリ屋さんの家の庭には薬の素材が毎日たくさん生えてくる。
その日のお客さんを全部捌いて、一日をベッドで終えたら、翌日はまず庭に行ってクスリの素材をかき集めることから始まるんだ。
調合のとこでも言ったんだけど、調合マップ上では素材によって進行方向が決まってる。緑の花は右方向、黄色い花は左方向、草は上、白草は下、って感じ。出来れば全方向分バランスよく採取したいんだけど、これは完全ランダムっぽくて、右に行けなくなる位、特定素材が不足したりするんだ。
ここは素材を選んで栽培したいな、って思った。
クスリ屋さんの楽しみ方
今まで紹介した部分がこのゲームのほぼ全てなんだ。
一応地下に壊れた錬金装置が置いてあって、修理するための素材を商人が売りに来るんだけど、これがべらぼうに高いんだ。結構日数をこなさないと買えそうにない。効率的に進める方法とかを見つけたら意外とすぐに買えるのかも知れない。
でも、それは本質ではないんだ。
このゲームはクスリ屋さんになって、ただクスリを作って売り続けるゲームだから、そんなに躍起になってやるようなゲームじゃないんだ。
Steamのストアページにもこんな一文があるんだ。
気高い職人、狡猾で欲の深い商人、闇のポーションマスターなど、なりたい人物になり切りながらポーションを売りましょう!
なりたい人物になり切りながらポーションを売るんだ、闇のポジションマスター、って言うのがとてつもなく気になるんだけど、それにだってなり切るんだ。闇のポーションマスターにでもなり切れるんだ。
正直、ストーリー性や達成感を味わいたい人には一切向いてないゲームだと思う。伝説の剣で魔物をやっつけたり、鉄砲で撃ち合いをするようなゲームじゃないから。
クスリ屋さんの店主兼薬剤師兼錬金術師になって、日常を満喫するゲームなんだ。サブタイトルだってAlchemist Simulatorだから、錬金術師シミュってことなんだ。
闇のポーションマスターになり切っていこう!
最後に
単純なゲームだけど、気が付くと長時間やってしまう系ゲーム。この手のゲームが一番危ない。って思う。
かなり人を選ぶゲームなんだけど、ハマる人はハマると思うから、気になったらプレイしてみるのがよいよ。
でも、他のゲームの隙間時間とか、ある程度時間を切ってやらないと大変なことになっちゃうかも知れないから注意するんだよ。
あっ、あと、誤解が無いように言っておくけど、太閤立志伝Vはクスリ屋さんになるのがメインのゲームじゃなくて、あくまでもサブ要素なんだ。クスリ屋エンディングなんてものもあるんだけど・・・。
そんな感じ。